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選挙に出ようと思ったきっかけ

2015年5月に福井県に来てから5年が経った。

少し過去の心情を振り返ってみよう。

 

2017年12月に結婚し、2019年3月に築35年の中古戸建てを購入した。

20年住むつもりで購入し、いよいよ福井に永住する可能性が高くなった。

子供も作るかもしれない。そう思うと、坂井市の、福井県の未来の行く先を気にするようになった。

 

実家の神奈川県の人口は増加しているし、街も少しづつ発展していくのだろう。

翻って、福井県・坂井市はどうなのだろう?人口の流出は多いし、企業の海外進出が激しく再就職先などの確保も難しい。

もし今の勤め先が潰れたり、クビになったり、あるいは異動で望まない職種になった時、自分はどうすればよいのか?

生まれてくるかもしれない子供に、伸び伸びとした教育環境を与えられるのか?

多くの福井県民のように、県外に流れていってしまわないか?

 

たくさんの悩みや思いが溢れてきてしまった。今のままの坂井市や福井県で大丈夫なのか?

それを確認するため、行政や市政・県政を調べるようとした。

調べようとしたのだが、情報が少ない。

県知事はTwitterをしており、自身の動向を発信をしていたため、リプライを飛ばしたところ、返信をいただいたりもした。

一方、坂井市の坂本市長はSNSをしておらず、普段の動向や思想信条、坂井市の課題問題などを把握しているのか、どのように捉えているのかがわからない。

また、市議会議員も同様にSNSをしている議員が極端に少ない。ブログをしている議員もいるが、昔の思い出やボランティアの話をアップしており、これまた思想信条、坂井市の課題問題を語っていない。

お前達は一体何なんだ。何者なんだ。何を考えて採決をしているんだ。所属政党はなんだ。バックに何がいるんだ。

なぜ否決したんだ。なぜその質問をしたんだ。わからない。

 

これは以前、統一地方選挙があった際にも感じたことで、選挙公報を見ても「ポエム」「座右の銘」が書かれていたり、新聞で候補者たちが掲げる政策を見ても皆横並びであったりと、投票したくなる要素のない候補者が多くいた。

そして一人の候補者が落選し、26名が当選した。

 

私は誰に投票したのかも覚えていない。白紙票だったかもしれない。市長候補は覚えている。

そしていつの間にか市議会が始まり、いつの間にか条例が可決され、いつの間にか東尋坊の再開発や補助金の条件変更などが行われている。

 

こんな状況で市政を監視することなどできないし、市議会が機能しているかの判断もできない。

このままではいけない。そう思っていた2019年7月、参議院選挙があった。

 

やはり情報発信が必要だ。