格闘ゲームのプロゲーマー、ウメハラさんのこの悩みは中学高校の部活文化にも言えると思う。
私は部活における『勝負の世界』が嫌いだ。部活とは、勝負に勝つためにやらなくてはならないのか?
私は違うと考える。純粋にスポーツを楽しむために部活をしてもいいじゃないか。
「楽しむ部活を認める」これも私の教育改革の一つにもしよう。
それにしてもこのウメハラ選手、彼のことは知っているが、この悩みを持つことは知らなかった。
彼にとって、ゲームは楽しむためにあったのだ。
ここで私についても話をしたい。
私は中学時代、部活は「入らないといけないもの」だった。
部活には運動部>文化部といったヒエラルキーがあったし、運動部・文化部内でも部活ごとにヒエラルキーがあった。
私は運動部において最下層の卓球部に所属していたが、先輩後輩の上下関係が苦手で積極的に参加をしていなかった。
「何故先輩は後輩に対して偉そうにするのだろう?」「何故先輩を敬わなくてはならないのだろう?」
当時はそんなことを考えていたと思う。
だからなのか、後輩に対しても対等でいようと思っていて、それが後輩に舐められる原因だったのだろう。
私は後輩によって格技室(卓球部や剣道部、柔道部が使う建物)の倉庫に閉じ込められた。
事の顛末は置いておいて、それが一つのきっかけとなり、(部長や部員のいじめ問題もあったが)部活から足が遠のいた。
高校では上下関係がうまれないよう、同級生とだけで同好会をやっていた。
私のような体験をした子供たちは、私のようにある程度立ち直っても、人生において暗い影を落とす。
そんな子どもたちを増やさないために、私は中学高校における「部活の強制加入」「先輩後輩の上下関係」の廃止を呼びかけたい。
また、「大会で勝つことを強いること」も辞めさせたい。
ただスポーツを純粋に楽しみたい子供たちに、こちらの一方的な感情や思想を押し付けてはいけない。
もちろん、親の気持ちの介入も辞めたほうが良い。大切なのは子どもたちの気持ちだ。
もし子どもたちが望むなら、適切な範囲で指導をすれば良いと思う。それでも熱血すぎる指導は私は勘弁してほしいが。
コメントをお書きください